OpenWrt

便利な時代

最近の市販Wi-Fiルータは標準でもOpenWrtベースで作られていることが多いようですね。例えば、ELECOMのWMC-DLGST2なんかはセットで4,000円を切る価格でAmazonで投げ売りされており、一般的なご家庭には非常に十分な性能に思われます。

メッシュルータやカブトムシのような立派なWi-Fiルータもありますが、間取りのせいかウチでは2.4 GHz帯と5 GHz帯のバンドステアリングは何故か転けることが多いので、それであれば、2.4 GHz帯のみの運用で良いなとなり、であれば古い機種でも問題ないなとなるわけです。

導入手順

大破氏がサポートされたの解説の通りすれば、導入はうまく行きますが、忘備録的に導入方法の記録を残しておきます。

はまったところ

親機側はシートが入っていたので良いのですが、子機側は初期パスワードが分かりませんでした。結局諦めてバラそうとして、表側のLEDがついている方がカバーになっていて、その中に初期パスワードが書かれていることに気付きました。

テスト後に純正ファームに戻そうとして、sysupgradeで上手く行かないと理解不足のまま公式ガイドに従ってmtdで書き込んだところ、ヘッダを削り忘れて文鎮化してしまいました。正しくは、20h分のヘッダをバイナリエディタ等ででも削ってsysupgradeするのが正解です。

仕方ないので、UARTで起動時に割り込み、TFTPで書き直しました。地味にIPアドレスを教えてやらないといけないので、面倒です。

この手順で純正ファームを焼き直すと、何故か初期パスワードをお忘れになります。その場合は1234になっています。

パッケージ等

802.11k/v/rを使うためには、以下のパッケージを入れると幸せになります。

  • wpad-mbedtls
  • usteer
  • luci-app-usteer

おすすめ設定は公式Wikiにボチボチ丁寧に載っています。

後は、何となく熱いのかなと思い、luci-app-temp-statusを入れてみましたが、mt7615_phy0/temp1が読めるだけであまり面白くありません。

GitHub - gSpotx2f/luci-app-temp-status: Temperature sensors data for the LuCI status page (OpenWrt webUI)
Temperature sensors data for the LuCI status page (OpenWrt webUI) - gSpotx2f/luci-app-temp-status

小さなヒートシンクをICに貼り付けてみましたが、気温+15℃程度と貼り付け前後で変化ないので、意味は無さそうです。

あとは、オススメはされない自動更新設定をおけば良いのでしょうか。

0 3 * * 0 opkg update
10 3 * * 0 opkg list-upgradable | cut -f 1 -d ' ' | xargs -r opkg upgrade

一通りテストしたら純正運用が間違いないですね。