便利な時代
最近の市販Wi-Fiルータは標準でもOpenWrtベースで作られていることが多いようですね。例えば、ELECOMのWMC-DLGST2なんかはセットで4,000円を切る価格でAmazonで投げ売りされており、一般的なご家庭には非常に十分な性能に思われます。
メッシュルータやカブトムシのような立派なWi-Fiルータもありますが、間取りのせいかウチでは2.4 GHz帯と5 GHz帯のバンドステアリングは何故か転けることが多いので、それであれば、2.4 GHz帯のみの運用で良いなとなり、であれば古い機種でも問題ないなとなるわけです。
導入手順
大破氏がサポートされたの解説の通りすれば、導入はうまく行きますが、忘備録的に導入方法の記録を残しておきます。
- ファームウェア入手先:OpenWrt公式
- 基本的な手順:ELECOM WMC-DLGST2 (WMC-M1267GST2, WMC-S1267GS2)
はまったところ
親機側はシートが入っていたので良いのですが、子機側は初期パスワードが分かりませんでした。結局諦めてバラそうとして、表側のLEDがついている方がカバーになっていて、その中に初期パスワードが書かれていることに気付きました。
テスト後に純正ファームに戻そうとして、sysupgradeで上手く行かないと理解不足のまま公式ガイドに従ってmtdで書き込んだところ、ヘッダを削り忘れて文鎮化してしまいました。正しくは、20h分のヘッダをバイナリエディタ等ででも削ってsysupgradeするのが正解です。
仕方ないので、UARTで起動時に割り込み、TFTPで書き直しました。地味にIPアドレスを教えてやらないといけないので、面倒です。
この手順で純正ファームを焼き直すと、何故か初期パスワードをお忘れになります。その場合は1234になっています。
パッケージ等
802.11k/v/rを使うためには、以下のパッケージを入れると幸せになります。
- wpad-mbedtls
- usteer
- luci-app-usteer
おすすめ設定は公式Wikiにボチボチ丁寧に載っています。
後は、何となく熱いのかなと思い、luci-app-temp-statusを入れてみましたが、mt7615_phy0/temp1が読めるだけであまり面白くありません。
小さなヒートシンクをICに貼り付けてみましたが、気温+15℃程度と貼り付け前後で変化ないので、意味は無さそうです。
あとは、オススメはされない自動更新設定をおけば良いのでしょうか。
0 3 * * 0 opkg update
10 3 * * 0 opkg list-upgradable | cut -f 1 -d ' ' | xargs -r opkg upgrade
一通りテストしたら純正運用が間違いないですね。